展覧会
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水野コレクション「ひかりを求めて 春草、観山から加山又造、平山郁夫まで」
確かな形を持たない”光”を如何に表すか。数々の日本画家たちが、この難問に取り組んできました。例えば、近代化が進み、西洋画の影響を受けるようになった明治期には、欧風の空気遠近法や光の表現が積極的に取り入れられていきます。その一つが、横山大観・菱田春草らが試みた「朦朧体(もうろうたい)」でした。彼らは、輪郭線を描くことが主体だった日本画の既成概念を打ち破り、空刷毛で色彩をぼかして光を描くことに挑みます。一方、昭和から平成にかけて活躍した加山又造は、蒔絵(まきえ)や揉み紙(もみがみ)といった古典的な技法を現代風に取り入れ、月や太陽を新しいイメージへと昇華させました。
本展では、画家たちが試行錯誤しながら探し求めた光の表現に注目します。明治期、朦朧体で表された光の情景をはじめとし、金箔や金泥を活かした輝きの表現、仏や伝説上の生き物などに神々しい光明をまとわせた作、さらには、現代の日本画における光の新表現まで、様々な視点から光の描写の可能性をお見せします。
開館時間 | 9:30 〜 17:00 (入館受付終了 16:30) |
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休館日 | 毎週月曜日(祝日の場合は翌日)、1月4日(金) |
入館料 |
一般800円 中高生600円 小学生300円
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