展覧会
終了
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水野コレクション「眺める日本画 ―玉堂のみた建物・元宋が描く風景」
春の里山に並ぶ茅葺き屋根の家や、青空に映える赤々とした紅葉―。
私たちの眺める景色には、山や河川といった自然、あるいは風景の一部を作り上げる橋やトンネル、民家などの建築物が存在します。
本展では、当館の所蔵作品から、風景とそこに表された建物をご紹介。例えば、国民的風景画家・川合玉堂は、豊かな自然景のなかに、昔ながらの木造橋や水車小屋を配した作品を残しています。一方、玉堂の孫弟子である奥田元宋は、あえて人物や建物を描かず、幽玄な四季の山々を展開しました。さらに、家屋の中と外の境界となる庭園や縁側の様子、また、国内外に実存する景色や建造物を描いた作品から、日本画のおける風景と建物の関係に注目します。
画家たちの表す多様な”眺め”をご覧いただき、旅先の光景を楽しむような気分に浸っていただければ幸いです。
展覧会の見どころ
長野県千曲市出身の日本美術院同人作家・倉島重友による、羊飼いと羊の群れを描いた《風渡る》を初展示します!
例年秋季に展示する奥田元宋《秋渓淙々(しゅうけいそうそう)》を、本展で特別公開!
展示場所も変更し、普段より作品に近づいて細部を観察できる絶好の機会です。
大正期の画壇で活躍し、おしどり画家として知られた池田輝方(てるかた)・蕉園(しょうえん)夫妻による美人画2点を、約8年ぶりに隣同士で並べてご紹介!
開館時間 | 9:30 - 17:30(最終入館17:00) |
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休館日 | 毎週月曜日 |
入館料 |
一般1,000円 中高生600円 小学生300円
※新型コロナウィルス感染拡大防止のため、10名以上のグループ様または団体様はご入館いただけません。 |